【まいど!かなえ 2014年8月5日(火)】北海道三笠市、小中一貫コミュニティ・スクール

【まいど!かなえ 2014年8月5日(火)】視察2日目。

美唄市のなかむらえぷろん倶楽部へ。ここでは、農家の女性たちがとりめしを作って、市内でも販売されています。本当に美味しいとりめしでした。また、水炊きも作って頂き、感動しました。
○中村のとりめし(美唄市中村地区)
http://www.sorachi.pref.hokkaido.lg.jp/ss/nkc/value/torimesi.htm


その後、三笠市へ。三笠市は旧産炭地。人口はピーク時の1/6の約一万人と過疎が進んでいます。また、高齢化率も高い。

こうした中、三笠市では、三笠小学校と中学校で小中一貫教育を実施するとともに、統廃合を機に平成24年度から小中一貫で道内初のコミュニティ・スクールを導入し、学校を拠点として地域再生に取り組まれています。


 コミュニティ・スクールは平成16年に法制化されて以来、平成25年度末現在、全国1919校で導入されています。

その効果として、地域と学校との連携に関する効果のみならず、子どもたちの学習意欲アップや保護者や地域からの苦情減少、いじめや不登校、暴力などの課題解決等が見られるとの調査結果が出ています。

三笠市では、コミュニティ・スクール導入3年目。折笠コミュニティ・スクール委員会委員長等委員の皆さんと40人ものボランティアの方々が学校の応援団として頑張ってくださっています。

学校・家庭・地域の三者協働体制により、より良い教育を子どもに提供するため、コミュニティ・スクールの導入をさらに進めていかねばなならないと思いま
す。文科省は平成28年度末までに3000校での導入を目指していますが、目標達成のためには、更に取組の加速化が必要です。

公明党としては、先日、下村大臣に手渡した義務教育条件整備に関するわが党の提言で『コミュニティ・スクールの推進』、具体的には未導入校への導入支援拡充と導入校への支援の創設を提案しました。

文科省でもコミュニティ・スクールのあり方検討会が立ち上げられています。しっかりフォローしていきたいと思います。

その他、三笠市では、道立高校の歴史を引き継いだ食物調理科の高校があります。調理師コースと製菓コースがあり、全北海道から学生が集まっています。来春には初めての卒業生が誕生するとのこと。行く末が楽しみです。


今回の視察において、稲津文部科学部会長代理には本当にお世話になりました。北海道本部代表として大雨などの災害情報を収集しながら、的確に行程を進めていただきました。本当にありがとうございました。

また、北海道庁はじめ関係者の皆さんにも大変お世話になりました。この場をお借りして心より御礼申し上げます。