地域一体で学校運営 北海道三笠市で党文科部会

公明新聞:2014年8月6日(水)付

コミュニティ・スクールについて話を聞く党文科部会のメンバーら=5日 北海道三笠市 
 コミュニティ・スクールについて話を聞く党文科部会のメンバー(右側)ら=5日 北海道三笠市
「協議会」中心に環境整備 北海道三笠市で党文科部会

公明党文部科学部会の山本香苗部会長(参院議員)は5日、北海道三笠市を訪れ、地域住民や保護者が学校運営に携わる「コミュニティ・スクール(学校
運営協議会)」などについて関係者と意見交換した。稲津久、中野洋昌の両衆院議員、石川博崇、新妻秀規、矢倉克夫の各参院議員と斉藤且市議が同行した。

同市は2011年度に市立三笠小学校と三笠中学校で小中一貫教育を導入。翌年、学識経験者や地域住民、保護者の代表などで同協議会を構成し、地域一体で学校運営に携わる体制をつくっている。


体的には、小学校3年から中学2年までの総合的な学習の時間を活用して、地域の産業や文化を学ぶ「地域科」などの授業を市民ボランティアが担当。田植えや
伝統芸能を教えるなどユニークな取り組みを実践している。市の高森裕司学校教育課長は「地域住民が教育に関わりやすい環境をつくることで、地域住民同士の
関わりも活発化する」と説明。学校と家族、地域を結ぶ取り組みであることを強調した。

山本部会長は「学校教育を地域活性化につなげる有意義な取り組み。政策を通して後押ししていきたい」と話していた。