委員会質疑から

「断らない相談」図で示せ
支援員の実態把握を/山本(香)氏
2020/06/03 2面 公明新聞  
参院厚生労働委員会で公明党の山本香苗氏は、地域住民の複雑化・複合化した課題に対し、市町村が支援を行うための社会福祉法等改正案を巡って、相談支援の充実を訴えた。  
山本氏は、認知症の人や障がい者、不登校の子どもが同居する家庭など、一つの窓口では対応が難しいケースに言及。改正案では、このような案件を既存の窓口で吸い上げ、多職種や住民らでつくる支援会議で一体となって対応できるようになるとして、各自治体が実施できるよう、こうした「断らない相談支援」の分かりやすいイメージ図の作成を求めた。厚労省側は、改正法成立後に開く有識者会議の意見も踏まえて、資料を作成すると答えた。  
また山本氏は、相談支援に当たる支援員の大半が非常勤であるとして「実態を把握し、改善を」と提案。稲津久厚労副大臣(公明党)は「新たな調査なども検討したい」と応じた。
#山本かなえ
まいど!かなえ

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